どんな状況においても「食べる」ということは人としての根幹を支える重要な行為です。健康な身体を維持するために欠かせない行為であり、健康な身体を維持することにより安定した精神状態を保つことも可能です。しかし実際の避難所では、炭水化物やレトルト品が中心の食事が続くこともまだまだ多く、災害時の食生活に関しての支援が十分とは言えないのが現状です。また、平時からの備えとして災害備蓄品の在り方についても見直しがされてきております。賞味期限の迫った防災備蓄食品の入れ替えに伴い一度に大量廃棄することのないよう、備蓄の方法や利活用の方法について検討し始めている自治体や企業も増えてきております。また食物アレルギーへの対応についても検討がされてきております。
今回の研修会では、これまでの災害で復興支援に取り組んできた県内外の3名の方々にご登壇いただき、災害時におけるフェーズ毎の食に関する講義をしていただきます。さらに参加者同士でディスカッションを行い、災害時の食に関しての問題や知識を深める場とします。
◆日時 令和4年3月24日(木)13:30~16:00
◆会場 Zoomを使用してのオンライン開催
◆定員 30名
◆参加費 無料
◆対象 市町村社会福祉協議会職員、県・市町村行政の防災・災害担当課職員、
NPO団体職員、個人ボランティア等、テーマに関心のある方
◆内容
13:30 あいさつ(岩手県社会福祉協議会 地域福祉企画部 部長 斉藤穣)
13:35 災害備蓄品の現状について(いわてNPO災害支援ネットワーク)
13:40 講義「フェーズ毎に必要とされる食についての意識と問題」
>災害発生前:住民意識の変革の必要性
・防災士 新沼 真弓 様(大船渡市)
>災害発生時:行政が陥りやすい食支援の問題
・長野県危機管理部危機管理防災課 火山防災幹 古越 武彦 様
>災害発生から応急期:災害時のアレルギー問題
・いわてアレルギーの会 山内 美枝 様
14:50 グループディスカッション・発表(Google Jamboardを使用)
15:40 総括 ・古越 武彦 様、山内 美枝 様、新沼 真弓 様
15:55 あいさつ(いわてNPO災害支援ネットワーク 共同代表 葛巻徹)
16:00 終了
◆参加申込
所属、氏名、電話番号、参加端末(PCまたはタブレット)、その端末で受講する人数を記載し、3月17日(木)までに下記アドレスまでお申し込みをお願いいたします。
◆参加にあたって
グループディスカッションの際にGoogle Jamboardを使用します。お申込みの方には、当日使用するGoogle Jamboardのリンクをお送りいたしますので事前に使用方法についてご確認をお願いいたします。使用方法がわからない方は下記までお問い合わせください。
◆お問合せ
・いわてNPO災害支援ネットワーク 担当:千葉(一般社団法人SAVE IWATE)
TEL 019-601-6482 携帯電話 090-6782-7667 メール n-chiba@saveiwate.jp
*この活動は休眠預金等を活用した事業の助成を受け実施しています。