新着情報(災害情報)

大船渡林野火災_被災地の状況(3月18日現在)

災害情報

大船渡林野火災は2月26日に発生し、三陸町綾里、赤崎町、小友町柳沢地内の山林など、大船渡市の「9%」にあたる約2,900ha焼失し、人的被害は死者1人、建物被害は210棟(住家、空き家、作業場等を含む。)の被害が出ました。消失面積は、平成以降の国内最大の林野火災となりました。

市は発災から12日目となる3月9日に鎮圧を発表。10日午前10時に全地域の避難指示を解除。
避難指示の解除で多くの人が帰宅したことから、現在は、避難所を2カ所(福祉の里センター、綾姫ホール)に集約しています。

3月14日山林火災で自宅に被害が出た人を対象に市は説明会を開き、県内外の「公営住宅」と民間のアパートなどを活用する「みなし仮設」は4月中に、新たに建設する応急仮設住宅(建設型)は市内2カ所に建設される、5月上旬ごろに入居開始となる見通しが示されました。

<応急仮設住宅(建設型)の建設予定地>
・【三陸町綾里】旧綾里中学校グラウンド:30戸
・【赤崎町】旧蛸ノ浦小学校グラウンド:10戸
※それぞれの戸数は、現時点の見込みとして算定。
(第30回臨時記者会見(令和7年3月17日17時開催)資料より)

いまだ「鎮火」の目途は経っていない中ではありますが、県内外からの支援の受け皿となる大船渡市内の取り組みをご紹介します。

*「鎮火」と「鎮圧」の違い
鎮火とは・・・火災が消えた状態。
       点検や処理を経て、現場の最高指揮者が再燃の恐れがないと認めれば、「鎮火」したことになる
鎮圧とは・・・火勢が消防隊の制御下に入った状態。
       消防で、火災の勢いが弱まり、延焼のおそれがなくなった状態

大船渡市炊き出し・支援活動マッチングセンター

避難指示解除により、被災状況によっては、避難所生活が仮設住宅入居までの長期戦になる方、知人や親せきのお家で待つ方も多くいらっしゃいます。
この皆さまの食事や暮らしを少しでも彩があるものにできればということで、「大船渡市炊き出し・支援活動マッチングセンター」を、社会福祉協議会、青年会議所、市民活動センター、そして大船渡市の協働でスタートします。
こちらは、大船渡市が行っていた避難所での3食の発注業務も一緒に統合することによって、情報の一元化をするとともに、これまでは主食のお弁当があったため、ほぼ汁物に限定されていた炊き出しも、全体調整ができるようになり、おかずや主食のバリエーションも増えることが期待されます。
さらに支援活動に関しても入口の見える化を一緒におこないます。
また、避難所以外の地区・地域公民館等での炊き出し等についても順次、調整していければと考えております。
基本的には、ご支援については、申し込みフォームからエントリーいただくかたちになります。
ホームページは以下になります。
支援を希望される方は、ぜひご検討ください。
https://ofunatocity.jp/takidashi/
※各支援の希望は、5日前までのエントリーにご協力ください。
(大船渡市市民活動情報センターFacebookより_3月13日投稿)

大船渡市災害ボランティアセンター

災害ボランティアセンターでは、3月11日~13日まで山林火災での被害地域で戸別訪問によるニーズ調査を実施しました。
その後、関係機関との協議も行い、当面は、一部損壊の家屋の片付けなどを中心とした活動を実施することとしました。
引き続き、ボランティアのお手伝いに関しての周知活動を続けるとともに、戸別訪問による活動調整を続けていきます。
また、今回のニーズ調査の結果から、災害ボランティア活動の件数が多くないことが想定されるため、当面の間は「市内ボランティア」の皆さまのみでの活動を予定しています。
今後、大規模な清掃活動等の可能性もあるため、市外・県外からご登録をいただいた皆さまには、別途、そのタイミングでお知らせをいたします。
(大船渡市社会福祉協議会HPより_3月14日投稿)