活動報告(研修・イベント)

【参加報告】ふるだて防災フェスタ2025に参加しました

2025年8月9日、紫波町古館地区で開催された「ふるだて防災フェスタ2025」(主催:NPO法人古館まちづくりの会)に、いわてNPO災害支援ネットワーク(INDS)としてブース出展しました。

本イベントは、2013年8月9日に古館地区を襲った豪雨災害を忘れず、教訓を次世代へ伝えることを目的に開催されており、「遊びながら学ぶ」「備えを知る」「実際にやってみる」をテーマに、多彩な体験プログラムが用意されました。
古館公民館やふれあいホール、屋外スペースには、防災食の試食、応急手当や心肺蘇生体験、デジタル防災体験、消防車両展示など、子どもから大人まで楽しみながら学べるブースが並びました。

INDSでは、岩手県域の災害中間支援組織として、平時から市町村域の行政・社会福祉協議会・NPO等の3者連携の促進・サポートに取り組んでいます。 昨年度に引き続き、イベントの打合せから参加させていただきながら、当日は紫波町社会福祉協議会と連携し、災害ボランティアセンターに関する紹介や、実際に使用する資機材の展示を行いました。

さらに、子どもたちが楽しみながら災害ボランティアの作業を体験できるよう、床下キットを使った「宝探しゲーム」を実施。今回は床下のどこかに隠されたお菓子を探し出すアクティビティに多くの子どもが挑戦してくれました。 参加した子どもや保護者の方からは「こういう形なら災害時の作業もイメージしやすい」「遊び感覚で学べて良い」と好評でした。 当日は紫波総合高校の高校生ボランティアの皆さんにもブース運営にご協力いただき、イベント関係者・参加者ともに和気あいあいとコミュニケーションを取りながら防災や災害について学ぶ機会となりました。

ふるだて防災フェスタは、地域内外のさまざまな団体が一堂に会し、平時から顔の見える関係づくりを進める貴重な機会です。こうしたイベントで築かれる信頼関係が、いざという時の円滑な連携や被災者支援につながります。

INDSでは、今後も県内各地でこうしたネットワークづくりのサポートを続け、災害時により迅速かつ効果的な支援が行える体制づくりに取り組んでいきます。 ご来場いただいた皆さま、そして開催を準備・運営された古館まちづくりの会をはじめ関係者の皆さま、本当にありがとうございました。