浸水した家屋の床下対応実践研修(報告)
岩泉町、岩泉町社会福祉協議会、岩泉町防災士連絡協議会、いわてNPO災害支援ネットワーク(INDS)の4者が共催で、9月13日に岩泉町民会館にて、「浸水した家屋の床下対応実践研修」を開催しました。今回はコロナ禍のため募集範囲を限定し、岩泉町内の防災士や町職員、社会福祉協議会職員を対象に開催しました。
岩泉町は平成23年東日本大震災後も、平成28年度台風第10号豪雨災害、令和元年度台風第19号での被害も含めると、9年間で3度の水害に襲われるという稀有な経験を持つ町です。
今回、水害時に想定される床下の状況を再現し、実際に災害現場で使用される道具を使用しながら、床の養生、床板はがし、土のう袋運搬など、泥出し、床下浸水災害の対応を体験していただきました。
毎年のように全国で大雨や台風による被害が発生しており、いつどこで災害が発生してもおかしくありません。また、感染症流行により、万が一県内で災害が発生した場合、県外からの支援が期待できない状況も想定されます。平時からこのような研修等で知識や技術を身に着けておくことで、発災時の迅速な復旧支援や1日も早い生活再建に繋げてほしいです。