活動報告(研修・イベント)

浸水した家屋の床下対応実践研修(2020.9.13)

◆日時  令和2年9月13日(日) 10:00~12:00
◆会場  岩泉町民会館
◆参加者 23名
◆参加費 無料
◆対象  岩泉町防災士連絡協議会会員、岩泉町民のみなさま
◆主催  いわてNPO災害支援ネットワーク、NPO法人いわて連携復興センター
◆共催  岩泉町、社会福祉法人岩泉町社会福祉協議会、岩泉町防災士連絡協議会
◆内容  講義 浸水した家屋の床下対応実践研修について
        講師:いわてNPO災害支援ネットワーク 共同代表 寺井良夫
     実技 床下対応実践研修(養生、泥出し、床板はがし、土のう袋運搬等)

毎年のように全国で大雨や台風による被害が発生しており、今年も九州をはじめとする各地での被害が報告されています。同時期に災害が多発するケースが増えていることや感染症の流行により、岩手県内で災害が発生した場合に県外からの支援が期待できない状況も想定されます。そのような状況下でも正しい知識の元、適切で迅速な支援活動を自地域で行う必要性が高まってきております。

本研修は水害時に想定される床下の状況を再現し、実際に災害現場で使用される道具を使用しながら床下対応を体験できる研修となっております。二度と痛ましい災害が起こらないことを願いつつも、平時からのこのような研修に取り組むことにより、発災時の迅速な復旧支援や、被災された方の1日でも早い生活再建につなげていくことを目的として開催いたしました。

はじめにいわてNPO災害支援ネットワークの共同代表の寺井より、水害時の対応についての講義を行いました。その後4グループに分かれ、養生の方法、床板はがしの方法、泥出しの方法、泥の運搬体験のブースを順番に体験していただきました。床下キットの下に実際に泥を入れての体験は「入ってみると意外と狭かった」「狭くて動きにくかった」など、体験ならではの感想がたくさん出ていました。

今後も各地でこのような研修を繰り返し行っていきたいと思いますので、ご興味のある自治体、団体の方はいわてNPO災害支援ネットワーク事務局までご連絡いただければと思います。