活動報告(研修・イベント)

2022.08.27_盛岡市総合防災訓練・災害ボランティアセンター設置・運営に係る研修訓練@県央広域圏

「災害ボランティアセンター設置・運営に係る研修訓練@県央広域圏」にINDSも参加させて頂きました。
県央広域圏は、盛岡市、八幡平市、滝沢市、雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢幅町の8市町で構成されています。

 

会場となった玉山総合福祉センターは
・平成26年4月林野火災
・平成28年8月台風10号岩手県上陸
・令和4年8月3日からの大雨で北上川が増水した際に、近くの渋民中学校の生徒が避難するなど、
実際にこれまでも何度か避難所を開設してきたそうです。

 

今回の「災害ボランティアセンター設置・運営に係る研修訓練」は、盛岡市の総合防災訓練の一環としても開催され、消防、警察、衛星電話回線提供車両設営訓練などの他に、地域の自主防災組織等も参加されていました。

災害ボランティアセンター設置・運営に係る研修訓練は、
ロールプレイ、シュミレーションなど各広域圏毎に
ホストとなる市町村社協の意向に沿って訓練内容が違います。

 

  <災害ボランティアセンター設置・運営に係る研修訓練とは>
  災害時において、市町村社会福祉協議会が運営する
  災害ボランティアセンターが円滑に設置・運営される
  ようにするとともに、市町村域ネットワーク連絡会議にて構築した
  ネットワーク内の連携方法等、発災時の適切な支援についての確認を
  目的とする。 ※県社協資料抜粋

 

ここ県央広域の訓練では、実際にスタッフ役、ボランティア役などに分かれて、一連の流れに沿って行動するロールプレイによる訓練を行いました。
2回のロールプレイのあとに、各班ごとに振り返り、全体共有を行いました。

気づきの中には、
「受付班とマッチング班の情報共有をもっとスムーズにできればよかった」
「もっとホワイトボードを活用できればよかった」
「資機材リストが細かくて見づらかった」
「コロナ禍でのボランティア受付範囲をもっと明確に想定していたほうが良い」
などの意見が出ました。

 

災害時は、想定外のことが起きます。
災害発生前に、どういった情報をどのタイミングで、どこに共有すれば良いか、
毎回必要となる情報はどういったものか、事前に用意できる掲示物等はないか、など、平時から想定し、準備することで想定外を少しでも減らすことができます。
役割や経験、立場(所属機関・団体)によっても様々な意見や気づきは、訓練の度に出てくると思います。
INDSも、岩手県域の災害中間支援組織として、有事を想定した気づきの過程をご一緒させて頂きながら、岩手県内の防災力向上に努めていきたいです。